興毅“ポンサク2世”にKOでV6や
「WBA世界バンタム級タイトルマッチ」(4月7日、ボディメーカーコロシアム)
王者・亀田興毅が28日、都内の所属ジムで6度目の防衛戦へ向けた練習を公開し、10年3月にポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)に喫した生涯唯一の黒星の“リベンジ”を誓った。
相手は2度の変更の末に決まった。ポンサクレックと同じサウスポーで、同門でもある。興毅は「ポンサクにリベンジしたかったけど、引退したからな。この選手に勝ってもリベンジにならんけど、ポンサク2世みたいやから、そういう気持ちになる」と闘志を燃やした。
ポンサクレックに敗れてからサウスポーとの対戦がなく、「昔は好きやったのに、苦手になった。長いことやってないからと思う」と話した。サウスポーに慣れるため、ほぼ毎日スパーリングを行い、「今は戻ってきてる」と手応えを感じている。この日も、東洋太平洋Sフライ級8位ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)と4ラウンドこぶしを交え、激しい打ち合いを見せた。
「左同士やから、クリーンヒットが増えて、KOのチャンスは巡ってくる。チャンスが来たら一気にたたみかけなアカン」とKOに意欲。快勝で悪い記憶を消し去る。