興毅、勝ち続けて年末3兄弟世界戦や
「WBA世界バンタム級タイトルマッチ」(7日、ボディメーカーコロシアム)
調印式とルールミーティングが5日、大阪市内で行われた。13年の初陣に臨む亀田興毅は、今年の目標を披露。年末の興行「亀田祭り」で、次男・大毅、三男・和毅(ともき)と3人そろって世界戦を行うという野望を明かした。
プロデビューから10年という節目の年。興毅は「亀田祭りまで勝ち続けなアカン。3人そろって世界戦をやる。いまだ誰もやったことのない1日になる」と、ド派手な1年になることを予告した。また、スーパーフライ級へ移行しての4階級制覇については「長いこと(バンタムで)防衛しようとも思ってない。近いうちにいきたい」と意欲を示した。
4日の予備検診後にヘアスタイルをチェンジ。頭頂部を残して刈り上げた「震災刈り」と呼ばれるもので、1923年の関東大震災後に流行した。「まだ(被災地のことを)忘れたらアカン」と、大阪から被災地に勇気を与えることを誓った。
初めて顔を合わせた挑戦者に対して、挑発は一切なし。余裕の態度が、仕上がりの良さをうかがわせた。3兄弟で同時に王座に着く日まで、誰にもベルトは渡さない。