大毅6回TKO!今秋世界挑戦へ弾み

 「ボクシング10回戦」(8日、名古屋国際会議場)

 前哨戦は名古屋で終わりや!!亀田3兄弟の次男でWBA世界スーパーフライ級2位の亀田大毅(24)が、IBFユース・バンタム級王者アーロン・ボバディージャ(22)=メキシコ=に6回TKO勝ち。世界前哨戦を締め、9月にも予定するWBA世界スーパーフライ級王者リボリオ・ソリス(ベネズエラ)への挑戦へ弾みをつけた。

 大毅は手数を繰り出す相手を冷静に見切り、キレのいい左ボディー、ワンツーなどで圧倒。右あばら骨骨折の疑いに追い込むほどのダメージを与え、最後は右ストレートからのラッシュでストップを呼んだ。「振ってくる相手にボディーを入れたり、ジャブをつけたし、足も使えたし、次につながる試合ができた」。試合後は、リング上でTUBEの「夏を待ちきれなくて」を披露した。

 2階級制覇をかける次戦は、7月の長男・興毅、8月の三男・和毅に続く兄弟世界戦3連戦のトリを飾る。「世界はノンタイトルとはまったく別。すべてを変えて挑まんと勝たれへん。死にものぐるいで獲りに行く」。亀田家の夢である3兄弟同時世界王者へ決意を新たにした。

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