「ＷＢＡ世界バンタム級タイトルマッチ」（７月２３日、東京ビッグサイト）

　亀田３兄弟の長男で王者の亀田興毅（亀田）が２２日、都内の所属ジムで７度目の防衛戦へ向けたスパーリングを開始。肉体改造の成果を実感し、年内にもジムを都内某所に移転することを明言した。

　元世界王者のソニーボーイ・ハロ（フィリピン）と拳を３ラウンド交えた興毅は、鋭いジャブを中心に圧倒するなど、キレのいい動きを披露。「いい感じで動けた。前と全然違う」と、満足感をにじませた。

　「今までこんなに練習したことない」という肉体改造に４月下旬から取り組み、「バランスが良くなって、脚に力が入るし、いろんな角度からパンチが打てる。長いスランプを抜けて光が見えてきた感じ」と、手応え十分。体もたくましさを増し、「減量がキツくなるやろうけど、強くなろうと思ったら体も大きくなるよ」と、前向きに受け止めた。

　また、「都内にいい物件見つかった。年内にしたいな」とジム移転を明言。現在、所属選手は３兄弟のみ、広さは約３０坪だが、移転先の総面積は約６倍、練習生も受け入れるという。「何にしろ次が勝負。いい試合ができると思う」と話した興毅。Ｖ７で移転の前祝いだ。