“亀田兄弟総選挙”が実現する。ボクシングの亀田３兄弟の次男・大毅（２４）＝亀田＝がＩＢＦ世界スーパーフライ級王座奪取から一夜明けた４日、高松市内で会見。ＷＢＡ世界バンタム級王者の兄・興毅（２６）、ＷＢＯ世界バンタム級王者の弟・和毅（２２）＝ともに亀田＝とともに、世界初の３兄弟同時世界王者を達成したことで、大毅が発案した誰が一番面白い試合をしたかを決める投票実施にゴーサインが出た。

　３兄弟の一番面白い試合はどれだ？大毅は３兄弟の３カ月連続世界戦が始まる前の６月、「みんなで投票して、誰が一番いい試合をしたかを決める」と“亀田兄弟総選挙”を提案していた。

　３兄弟同時世界王者が実現したことで、この日、亀田兄弟の試合を中継するＴＢＳの片山譲治プロデューサーは「やりたいですね。興行にどう反映するか分からないですが、データとしては面白い」と、近日中の“総選挙”実施の意向を明言。ＴＢＳのホームページ上で行い、参考に試合のダイジェストなどを見られるようにするという。

　これを聞いた大毅は「ありがたいことですね」と歓迎。だが、順位予想は「初めてやから全く分からん。３位でもええわ」と、控えめだった。

　また、大毅は今後について「何も考えてない。しばらく休む？そうやね。普通に食事ができる普通の生活がしたい」と、休養を宣言。次回の亀田ジム興行は未定で、父・史郎氏や興毅は世界初の３兄弟トリプル世界戦開催を熱望していたが、一度に３団体の世界戦を行う難しさもあり、最近はトーンダウンしている。

　大毅は「（３兄弟トリプル世界戦は）小さいころからの夢の一つやけど、相手とかタイミングの問題もあるからね。でも、誰もやったことのないことに挑戦したい気持ちはある」と、実現の難しさを認識しながらも興味を示した。まだまだ亀田家から目が離せない。