“さそり座の興毅”一撃KO防衛や
「WBA世界バンタム級タイトルマッチ」(11月19日、済州島)
サソリの一刺しでKOや‐。ボクシングの亀田ジムは18日、亀田3兄弟の長男でWBA世界バンタム級王者・亀田興毅(26)=亀田=の8度目の防衛戦において、国歌独唱を歌手の美川憲一(67)が務めると発表した。
この日の会見で興毅は美川と初対面。美川にとっては、今回が初の国歌独唱。韓国では、何度もディナーショーを行うなど知名度が高いことから、興毅の父・史郎氏が依頼した。美川は史郎氏に「怖い人でしょ」という先入観を持っていたが、対面すると意気投合し、快諾したという。
興毅は「聞いたときはびっくりしたし、うれしかった」と大喜び。美川は「さそり座の女」のヒット曲で知られるが、興毅もさそり座生まれ。試合の2日前が27歳の誕生日であることから、「サソリのように一撃で仕留めるよ」とKO防衛を宣言した。美川も「大丈夫よ。大きな声で『興毅ーっ!!』と応援するわよ」と勝利に太鼓判。その力強い声に、興毅は「カリスマやわぁ」と感心しきりだった。