大毅&和毅に世界的カットマン帯同決定
「ボクシング・トリプル世界戦」(12月3日、ボディメーカーコロシアム)
調印式とルールミーティングが1日、大阪市内で行われ、IBF世界スーパーフライ級王者・亀田大毅(亀田)とWBO世界バンタム級王者・亀田和毅(亀田)の試合に、キューバのナショナルチームで活躍した名カットマン(止血専門のセコンド)のオスミリ・フェルナンデス氏(41)の帯同が決まった。
備えあれば憂いなしや!!大毅と和毅の試合に、WBA・WBO世界スーパーバンタム級スーパー王者のキジェルモ・リゴンドーら、キューバの強豪選手のセコンドも務めた止血のスペシャリスト、フェルナンデス氏が帯同する。
会場に現れたWBA世界バンタム級王者の亀田興毅は、19日の韓国でのV8戦で両まぶたから出血したものの、カットマン不在で苦労したことを反省。「準備を万全にして2つの世界戦をやりたい」と説明した。
最高のバックアップを受けて団体王座統一戦に臨む大毅。だが、「今回はきつい。フライ級の時ぐらい」と、減量に苦しんでいる。絶食は4日目で、「昨日の夕方から水分も取っていない」という厳しさ。体重は「シークレット」と、相手のソリスの言葉をまねて明かさなかった。
だが、ソリスの前では「回復して、いつもの力が出せれば倒せる」と強気で、ソリスが「勝って興毅とやりたい。その次は和毅とやりたい」と話すと、「オレにも勝てんでしょ」と、やり合う場面もあった。
この日は、背中にダルマの絵が描かれたジャージーを着用。父・史郎氏は「倒れても立ち上がるっちゅう意味や」と説明した。すでに3敗し、WBA王座には2度目の挑戦。大毅がダルマの根性で王座統一を成し遂げる。