前夜の“敗戦防衛”後、無言で試合会場を後にしたＩＢＦ世界スーパーフライ級王者の亀田大毅（亀田）は４日、一夜明け会見も減量と試合による体調不良を理由にキャンセルした。

　王者が雲隠れする中、亀田ジムの嶋マネジャーがＩＢＦルールに関し「文書でも口頭でも（前日に）確認した」と説明。陣営は、試合前日には勝敗にかかわらず王座にとどまることを認識していたことを明かした。

　ただ大毅は試合前夜、負けたら王座は空位になるとブログに記していた。そのことを突っ込まれると「大毅も試合当日の朝には知っていた」と苦しい返答。不可解さは残った。

　兄不在の中、ＷＢＯ世界バンタム級王座を初防衛した和毅が１人で会見し「大ちゃん（大毅）は強い姿を取り戻して帰って来る」とエール。失意の大毅は後日、会見を行う。