協栄ジム・金平会長、亀田ジムに疑義

 協栄ジムの金平桂一郎会長が10日、公式ブログで、IBF世界スーパーフライ級王者・亀田大毅が昨年12月の王座統一戦で敗れながら王座にとどまったことに絡んでジム会長らが処分を受ける件で、一連の亀田ジム側の姿勢に疑義を呈した。

 金平会長は「あくまで私感ですが」と断った上で、「前日計量やルールミーティングに関しての報道をマネジャーやジム関係者が全く関知していないということがあり得るのか」「仮に関知していないとして、その事自体に興行主催者としてのガバナンスが機能していないとコミッションに指摘をされての処分なので、どういうロジックで抗弁されるのか」「日本ボクシングコミッションは、個人にはライセンスを付与しており、法人としての亀田プロモーションを直接処分は出来ないが、亀田プロモーションと亀田ジムさんのビジネスモデルが、従来のクラブオーナー制度とは、異質なものであること」の3点を挙げた。

 日本ボクシングコミッション(JBC)は7日、都内で会見を開き、亀田ジム所属のIBF王者・亀田大毅が昨年12月の王座統一戦で敗れながら王座にとどまった問題について、同ジムの吉井慎次会長が持つクラブオーナーライセンス及びプロモーターライセンス、嶋聡マネジャーが持つマネジャーライセンスの平成26年の更新を許可しないなどの処分を発表した。事実上の資格剥奪となる。

 これに対して亀田ジム側は徹底抗戦の構えを見せている。

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