IBFが謝罪文 大毅負けても王者問題
昨年12月のIBF・WBA世界スーパーフライ級王座統一戦で、亀田3兄弟の次男でIBF王者の大毅(25)が負けたにもかかわらず王座を保持している問題について18日、IBFが19日に正式に書面で日本ボクシングコミッション(JBC)と日本のファンに謝罪文を公表することが分かった。
試合前日の計量でWBA王者だったリボリオ・ソリス(ベネズエラ)が体重超過でWBA王座は空位になったが、IBFルールでは相手が計量失敗で失格となった場合、IBF王者は負けても防衛となる。だが、IBF立会人タッカー氏は「大毅が負けたらIBF王座も空位」と発言。JBCはこの発言に従い、「負けたら空位」の認識で試合を開催した。
謝罪文では「タッカーの矛盾した発言がJBCとファンを混乱させた。IBFは混乱の責任を全て受け入れる。このようなことが2度と起きないように万全を期す。タッカーの誤った発言のために批判を受けたJBC、ボクシングの公平性を信じたファンを裏切ることになったことに公に謝罪したい」としている。
IBF王者の大毅と王座については触れていないが、大毅は今週中に王座を返上する可能性が濃厚だ。