和毅、厳しい闘いでWBO王座統一
「WBO世界バンタム級王座統一戦」(1日、シカゴ)
正規王者の亀田和毅(23)=亀田=が暫定王者のアレハンドロ・エルナンデス(メキシコ)に2-1で判定勝ちし、3度目の防衛に成功した。
腫れ上がった左目の上が厳しい闘いを物語っていた。小差判定で王座を統一した亀田和は「相手も王者だし、簡単にはいかない。目が切れたのも初めて。いい経験になった」と大きく息をついた。
序盤は左を軸にアウトボクシングで主導権を握った。中盤から打ち合いに出て観客を沸かせたが接近戦でパンチをもらい、9回に左目上から出血。終盤は失速し、11、12回はポイントを取られた。
「世界で亀田和毅という名前を認めてもらいたい。強いやつと勝負したい」。次戦はWBA同級正規王者ジェイミー・マクドネル(英国)との統一戦が有力視される。