五十嵐、王座陥落「悔いはない」

 「WBC世界フライ級タイトルマッチ」(8日、両国国技館)

 たとえ顔面が真っ赤な鮮血に染まろうとも、王者・五十嵐俊幸(帝拳)の心は最後まで折れなかった。

 2度目の防衛戦は、大差での判定負けで王座陥落。それでも五十嵐はスッキリとしていた。「勝負できたと思う。持てる力をすべて出して、その上で八重樫さんが強かった。悔いはない」と敗戦を潔く受け入れた。倒れず踏ん張る姿を、所属ジムの本田会長は「意地ですね」と評価した。

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