ベラルデ完敗、左フックに記憶も飛んだ
「WBA世界ミニマム級タイトルマッチ」(8日、ボディメーカーコロシアム)
王者の宮崎亮(24)=井岡=が、挑戦者で同級7位のカルロス・ベラルデ(22)=メキシコ=を5回2分22秒にTKOで下し、初防衛に成功した。
王者の左フックに記憶までも吹っ飛ばされた。TKOで敗れたベラルデは「なぜ倒されたか覚えていない」と力なくつぶやいた。序盤から互いにボディーを打ち合う展開。「倒されるまでは互角だった」と振り返った通り、4回まで採点は38‐38の五分だった。一瞬のスキを突かれた世界初挑戦の22歳は「リングで倒されて負けるのは初めて。一生懸命やったがチャンピオンの方が一枚上だった」と素直に完敗を認めた。