「ＷＢＡ・ＷＢＣスーパーウエルター級王座統一戦」（１４日、ラスベガス）

　ボクシングのＷＢＡ、ＷＢＣスーパーウエルター級王座統一戦が１４日、米ネバダ州ラスベガスで行われ、ＷＢＡ同級スーパー王者のフロイド・メイウェザー（３６）＝米国＝がＷＢＡ、ＷＢＣ同級王者のサウル・アルバレス（メキシコ）に２‐０で判定勝ちした。メイウェザーは連勝を４５に伸ばした。

　ロンドン五輪ボクシング男子ミドル級金メダリストで、８月にプロデビューした日本同級１位の村田諒太（２７）＝三迫＝が１５日、都内のＷＯＷＷＯＷ放送センターで、メイウェザー‐アルバレス戦の生中継番組で解説を務めた。

　村田はメイウェザーの強さに驚嘆し、「メイウェザーはメイウェザーでしたね。強すぎです。悪いところ？攻めないところです」とため息をついた。対戦した場合の戦略を尋ねられると「相打ちしかないですね。もらっても打つぐらいじゃないと。それもできないでしょうけど。スピードがありすぎて」と明かした。

　自身は来年に海外進出の計画があり、ボクシングの本場・ラスベガスで世界最高峰の大一番に刺激を受けた。「プロに行ったからには目指すところはあそこ。やりたいモチベーション、発奮材料になりました」。この試合は、２３日午後９時からＷＯＷＯＷライブで再放送される。