一翔「時は来た」夢の3階級制覇へ!

 ボクシングの井岡ジムは24日、元世界2階級王者の井岡一翔(25)が同3階級制覇を目指して、5月7日に大阪市ボディメーカーコロシアムで、IBF世界フライ級王者アムナット・ルエンロエン(34)=タイ=に挑戦すると発表した。この試合開催はダブル世界戦として、IBF世界ミニマム級王者の高山勝成(30)=仲里=も同級10位の小野心(31)=ワタナベ=と2度目の防衛戦を行う。

 満を持し井岡家の悲願に挑む。大阪市内で会見した一翔は「幼少期より思い描いた。時は来た」と宣言。元世界2階級王者で叔父の弘樹氏(45)が果たせなかった夢も実現させる。1998年4月29日、WBA世界スーパーフライ級王者・飯田覚士に敗れ、叔父は4度目の3階級制覇挑戦もかなわなず散った。同席した弘樹氏は「日本最速で獲ることを願う」と全てを託した。

 一翔はこれまでにWBA、WBCのミニマム級、WBAのライトフライ級で世界王座を制覇してきた。3度防衛したライトフライ級の王座は2月に返上。15戦目で3階級制覇なら、亀田興毅の25戦目を抜いて日本最速となる。この日は25歳の誕生日だったが、「5月7日にまとめて祝う」と必勝を誓った。

 挑む王者は因縁の相手だ。08年のバンコクで行われたアマ大会、キングスカップで敗れて優勝を逃した。プロでの再戦は望むところ。「月日が流れ、僕の方が強くなったことを証明する。やられたらやり返す。倍返しだ!」と6年ぶりの雪辱を誓った。

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