「ＷＢＣ世界フライ級タイトルマッチ」（２２日、横浜国際プール）

　王者のローマン・ゴンサレス（２７）＝ニカラグア＝はロッキー・フエンテス（２８）＝フィリピン＝を６回ＴＫＯで下し、初防衛に成功した。

　ゴンサレスは右フックを振ってくるフエンテスを冷静にさばいて、強烈なプレスで追い込んでいった。

　最後は左右のボディーからワンツーをたたき込んでダウンを奪い、立ち上がった挑戦者に連打を打ち込んでストップ。「アッパーを多用する作戦だった。予告した９ラウンド以内に倒すことができてホッとしている」と４１戦無敗（３５ＫＯ）に連勝を伸ばして笑顔を見せた。

　すでに不動産ビジネスにも乗り出しているという３階級制覇王者は、「日本にも家が欲しい。それからベンツも」とおねだり。いずれは井上尚弥（大橋）とスーパーフライ級のベルトをかけて戦うことが濃厚なだけに、帝拳・本田会長は「井上尚に勝てば買ってやる」と約束していた。