なでしこ22人態勢で一丸!金メダル獲る
ロンドン五輪に臨むサッカー女子日本代表が、本大会終了まで五輪メンバー18人に加えて、バックアップメンバーの4人も合わせた22人態勢で金メダル獲りに挑むことが19日、明らかになった。過去の五輪では、18人の本大会メンバー以外はチームに帯同することも許されなかったが、ロンドン五輪から規制が緩和。開幕後にも有事の際にはバックアップメンバーから補充が可能となった。
日本協会関係者によれば、ロンドン五輪から細かな規定が変更。これまでは、正規メンバーが負傷した際に1次リーグ初戦の24時間前まで入れ替えが可能だった予備登録のバックアップメンバーを、本大会スタート後も負傷などのアクシデントで大会組織委員会が出場不可と判断した際には、入れ替え可能となった。
現在、FW大滝、MF上尾野辺、DF有吉、GK山根のバックアップメンバー4人が帯同中。18人のメンバーとともに、紅白戦などの練習の全メニューに参加している。北京五輪までの規定では、大会開幕後には入れ替えはできず、帯同していたとしてもスタジアムの選手エリアや主催者側が用意をする宿舎などにも立ち入ることはできなかった。だが、今回からは選手宿舎や一部を除いた選手エリアにもアクセスが可能となった。
佐々木監督は、この規制緩和に「ありがたいこと。22人で一つのチームだと考えている」と歓迎。大滝は「もちろんチームのためにと考えて過ごしていますけど、何かあったらといつでも準備をしています」。一丸となることで力を増すなでしこジャパンにとっては、メダル獲得への追い風となりそうだ。