Ｊリーグが東日本大震災の復興支援として実施するスペシャルマッチは２１日にカシマスタジアムで実施される。前日練習が２０日、同スタジアムで行われた。仙台や鹿島所属の選手のほか、被災地にゆかりのある選手で構成される「Ｊリーグ　ＴＥＡＭ　ＡＳ　ＯＮＥ」には、元イタリア代表のＦＷアレッサンドロ・デルピエロ（３７）も参加。岩手県出身のＭＦ小笠原満男（３３）＝鹿島＝らとともに被災地を盛り上げる。

　「Ｊリーグ選抜」のＦＷ中山が、デルピエロに対抗心を燃やした。「ピエロが来るからね。オレがピエロにならないように」と軽く先制ジャブ。「デルピエロゾーン（ゴール左斜め４５度）があるけど、オレにも中山ゾーンというゴール前１メートルの部分があるから」と続けた。両ひざ関節炎の影響で、出場時間は限定されそうだが「しっかりプレーできれば」と誓った。