U20女子、岩渕見送り道上を招集
日本サッカー協会は2日、19日から日本で開催されるU‐20女子W杯代表21選手を発表。MF田中陽子(19)=INAC神戸、MF猶本光(18)=浦和=らは順当に選出されたが、注目されたロンドン五輪代表のFW岩渕真奈(19)の招集は見送られた。同代表の吉田弘監督(54)は都内で行われた会見で、岩渕の不選出について「五輪に専念してもらう」と説明した。
ヤングなでしこは看板FW抜きで、世界一を目指す。吉田監督が読み上げた21選手に岩渕の名はなかった。同監督は「彼女を選ぶことはできたが、五輪で1カ月間拘束されて負担が大きい。五輪に専念してもらうことにした」。エースFW京川(INAC神戸)も左膝手術で離脱。決定力のある得点源の2選手を欠く布陣だが「穴は大きいがその分、出場できる選手がいる」と、代役に170センチ、65キロの大型FW道上(常盤木学園)を指名。目標を「当然優勝」と語る指揮官がニューヒロインの誕生を期待する。