沢がチームに合流、次は国内3冠だ
ロンドン五輪で銀メダルを獲得したなでしこジャパンのMF沢穂希(33)らが21日、神戸市内で行われた、所属するINAC神戸の練習に合流した。練習前には報告会を開き、沢は次の目標を「INAC神戸の一員として、リーグ、カップ戦、全日(全日本女子選手権)で優勝できるように一丸となって頑張りたい」と、国内3冠を掲げた。
国内3冠は07年の日テレが最後で、当時の3冠メンバーだったのが沢、大野ら。INAC神戸は現在リーグ首位、リーグ杯も4強入りと、達成にスキはなさそうだ。
沢、近賀、大野、川澄は、練習で軽快な動きを披露した。星川敬監督は「コンディションが良ければ、25日(の浦和戦)もベストメンバーで行かない理由はない」と語り、リーグ杯・浦和戦(25日・NDスタ)でベストメンバーを組むと示唆。沢らは同戦が国内復帰戦となる見込みだ。
前日には東京・銀座で行われたパレードにも参加。「たくさんの方に来てもらって、逆に感動した。今度はINACのサッカーで会場に足を運んでもらえるようなプレーをピッチで表現したい」。さらなる目標へ、沢が再び走り始める。