インテル長友、積極的攻撃参加で開幕星
「イタリアリーグ、ペスカラ0‐3インテル・ミラノ」(26日、ペスカラ)
インテル・ミラノのDF長友佑都(25)は、開幕戦となったアウェーのペスカラ戦に左サイドバックでフル出場し、3‐0の快勝に貢献した。カターニアのFW森本貴幸(24)はアウェーのローマ戦で出番がなかった。試合は2‐2で引き分けた。
6位に終わった昨季からの巻き返しを期すシーズンの開幕戦で快勝した。長友は「本当に素晴らしいスタートが切れた。前へ前へと行って(チームとして)点が取れた」と納得の表情だった。
前半から高めのポジションを取り、攻撃に絡んだ。新加入のイタリア代表FWカッサーノがうまくボールをキープすることで長友の攻め上がる回数が増えた。「本当にやりやすかった。素晴らしい選手だとあらためて思った」と感謝した。
序盤は攻勢に出たペスカラに押され気味だったが、前半17分にスナイダーが先制。さらに前半のうちにリードを広げ、後半にもダメ押し点を奪った。不振にあえいだ昨季の姿をぬぐい去るように点を重ね、守備陣も無失点で切り抜けた。
今季は定位置争いとなるライバルのDFが加わり、チーム内での競争が続きそうだ。25歳の日本代表は「安定してチームのために貢献するのが僕の役割。ポジション争いはビッグチームなので当たり前」と意欲的に話した。