香川、ノーモア不発!親善試合でもガチ

 「キリンチャレンジ杯、日本‐UAE」(6日、東北電ス)

 サッカー日本代表は5日、親善試合・UAE戦に向けて試合会場で冒頭15分を除く非公開練習で最終調整を行った。左ウイングとして先発出場が濃厚なFW香川真司(23)=マンチェスター・ユナイテッド=は、不発に終わったベネズエラ戦を引き合いに「もう一度引き締めて最終予選に臨みたい」と“ノーモア・ベネズエラ”を強調。本気モードで、仮想・イラクと位置づけるUAEを撃破する。

 過ちは繰り返さない。最終調整を終えたエースは「もう一回引き締めて、W杯予選に入るためにも、明日は大事な試合になる」と言った。アジア3次予選で既に敗退、ブラジルW杯への出場権が既に消滅している格下が相手であっても、気持ちの緩みなどみじんも感じさせない。

 “ノーモア・ベネズエラ”だ。8月15日に行われたベネズエラ戦は、マンU移籍後初の試合だったが「90分通して親善試合という感じの雰囲気、流れになってしまってもったいなかった」と反省。持ち味も発揮できないばかりか、自分のミスから失点をするなど苦い経験をした。それだけに「メンタル的なことも大事だと思う。相手は五輪世代が中心だけど、うまさはある。しっかり行くところは行かないと。親善試合でもそういうところは意識したい」と本気モードを強調した。

 UAE戦での活躍が、W杯アジア最終予選・イラク戦(11日・埼玉)での呼び水になると信じている。18年のロシアW杯出場に向けて世代交代中のUAEについて、選手からは「イラクとは別物かな」という意見もあったが「仮想イラクになる相手?僕はそう思います」とキッパリ。トップ下でプレーするクラブとは、ポジションも違うが「与えられたポジションでしっかり結果を出すだけ。サイドは守備も求められるといっても、それは宿命。しっかり自分もやりたい」と攻守両面での躍動を誓った。

 ザッケローニ監督も「(マンUでのプレーを)評価するのはまだ早過ぎる」と言いながら「クラブで活躍しているので、A代表でも同様の活躍を期待したい」とゴールを期待。「相手の嫌がる位置、ゴールに近いところでボールを受けたい。サイドだと中に切れ込むイメージもありますし」と香川。世界最高峰のクラブで研さんを続けるプレーを見せ、イラク戦へとつなげる。

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