レアル敗戦、モウ監督が低調ぶり嘆く

 「スペインリーグ、セビリア1‐0レアル・マドリード」(15日、セビリア)

 レアル・マドリードのモウリーニョ監督がキレた。いいところなく敗れたあとの会見で「現時点で、私にはチームがない」という言い回しで、チームの低調ぶりを嘆いた。16日のスペイン紙アス電子版が報じた。

 試合後、監督は質問した記者に対し「『前半だけが悪かった』だって?君は好意的だな。私から見たら試合開始から終了までずっとだ。セビリアは勝利に相応しかったし、それ以上に私の敗戦が相応しかった」と話し始めると「試合に集中している選手がほとんどいなくて、実際には2選手を交替させたが、できることなら7人替えたかった」と怒りをぶちまけるように話した。

 さらに「例えば先制点の場面。私たちとしてはもうこれ以上セットプレーの練習をすることはないのに最初のCKで再び失点した。今シーズン、私のチームは(優勝したスペイン・スーパー杯決勝で)バルセロナに対しては全力を尽くしたが、それ以外ではまったくやっていない。それが問題」とまくし立てた。

 昨季リーグ制覇したレアルは今季、開幕から苦戦が目立ち、ここまで4戦1勝1分け2敗の勝ち点4と厳しいスタートになっている。

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