モウ監督とS・ラモスが一触即発
サッカースペインリーグ、レアル・マドリードでモウリーニョ監督とスペイン代表のDFセルヒオ・ラモスが一触即発の緊張関係にあるという。3日のスペイン紙マルカによると、シーズン序盤のチーム不振の戦犯扱いされた選手が監督に反旗を翻したとされる。
モウリーニョ監督は2日の会見で「私と妻の関係はラモスとのそれよりずっと良い」と不仲を認めるかのようなコメント。もっとも「ただそれは私とアルベロアやほかの選手との関係と同じ。私がいま気にしているのはアヤックス戦のことだけ」と意に介さずチーム指揮を続けるとした。
指揮官とスペイン代表DFの衝突は先月18日、チャンピオンズリーグのマンチェスター・シティ戦で不動のレギュラーが突然のベンチ要員の扱いを受けたことから表面化。モウリーニョ監督は「彼は世界有数のセンターDFだが、それは全力を出した上でのこと」と手抜きがチームの開幕ダッシュ失敗の原因、と受け取られる発言をしていた。
30日のリーグ、デポルティーボ戦でもラモスを本職とは違う右DFに“左遷”起用。一方のラモスは同じく今季に入ってから冷遇され、同試合でも前半終了時点で交替されたドイツ代表のMFエジルのユニホームを自身のそれの下に着込んでプレーしていた。マルカ紙によると、監督と第2キャプテンの不仲を解決すべくフロレンティーノ・ペレス会長が動くとしている。