永里5戦連発も…日テレV絶望的
「なでしこリーグ、日テレ1-1伊賀」(6日、稲城)
日テレは伊賀と1‐1で引き分け、2季ぶりの優勝は絶望的となった。5試合を残し、首位・INAC神戸との勝ち点は7差。最終節の直接対決も含め、残り試合全勝を目指す。INAC神戸は7‐2で7位千葉に大勝。FW高瀬愛実(21)が2戦連続のハットトリックを記録し、リーグトップの得点を17に伸ばした。岡山湯郷は大阪高槻に4‐1で快勝した。
2季ぶりの優勝は、絶望的になった。常勝軍団を追いかけるには、あまりにも大きい勝ち点7差。決定機でゴールを奪えない展開が目立っただけに、野田監督は「取れるところで取らないと、自分たちの首を絞める展開になる」と沈んだ表情で振り返った。
同点にされてからは、選手たちの判断でDF岩清水を前線に配置するパワープレーを強行した。指揮官も「引き分けは負けに等しいくらいの気持ちでやってるので、何も言わずそのままやらせました」と容認。だが、執念は実らず、岩清水は「やるしかなかった」と、負けたかのような表情でうなだれた。
公式戦5戦連発となるゴールを決めたFW永里は「負けたわけではない、最後まで気を引き締めたい」と前を向いた。最終節の直接対決も含め、残りすべてに勝つしかない。