サッカー日本代表の国内組１０人が７日、フランス、ブラジルとの国際親善試合２連戦（フランス＝日本時間１３日、仏サンドニ。ブラジル＝１６日、ポーランド・ウロツワフ）に臨むため、成田空港から出発した。ＭＦ遠藤保仁（３２）＝Ｇ大阪＝は、ブラジル戦でＦＷネイマール（２０）との直接対決を希望した。

　対戦したい選手を問われた遠藤は「ネイマールとか、初めて生で見る選手と対戦したい」と、ブラジルの若きエースの名を挙げた。ロンドン五輪でも４得点を奪う活躍で、日本での人気も高い。ドリブル突破が売りのネイマールと、パスを散らす遠藤とはプレースタイルが異なるものの「対戦して、こういう選手もいるんだ、ということを感じられたらいいかなと」と、さらなる成長への刺激にしたい考えだ。

　遠藤の国際Ａマッチ出場数は１２１。フランス戦に出場すれば、ブラジル戦で井原正巳氏（現柏コーチ）が持つ歴代最多出場記録１２２試合を更新する。「うれしいし、光栄なこと」と語ったが、世界最高峰の技術を体感できることが、一番の祝福になるかもしれない。