“ナビスコ男”大暴れで鹿島が決勝進出
「ナビスコ杯・準決勝第2戦、柏2‐2鹿島」(13日、柏)
2連覇がかかる鹿島と、16年ぶり2度目の優勝を狙う清水が決勝(11月3日・国立)に進出した。ホームアンドアウェー方式で行われ、アウェーの鹿島はFW大迫勇也(22)のゴールなどで柏と2‐2で引き分け、1勝1分けで勝ち上がった。ホームの清水はFW大前元紀(22)のハットトリックでFC東京を3‐0で下し、1勝1敗ながら2戦合計4‐2で4年ぶりの決勝に進んだ。
大迫が、また大暴れだ。前半12分にMFドゥトラの先制弾をアシストすると、同24分には、相手CKから始まったカウンターを締めくくるゴール。8試合7ゴールで得点ランクのトップに立っているが「得点王?でも、もっと質を上げたい」と控えめに笑った。
手放しで喜べなかったのは、痛恨のミスがあったからだ。前半38分、ドゥトラが獲得したPKのキッカーを務めたが、止められた。「あれを決めておけばおしまいだった。今後は蹴らないようにします…」。苦笑いで反省した。
優勝した昨年に続く8度目の決勝進出で、5度目の優勝に王手をかけた。大舞台を前にしても「チームが勝つために、いいプレーをしたい」と平常心を強調。“ナビスコ男”が、2年連続の歓喜をもたらす。