カズ「11」代表ユニホーム17日お披露目
青いユニホームで11番を背負うカズが復活する。フットサル日本代表が試合用のユニホームを着た記念撮影を名古屋合宿2日目の17日午後に行うことが16日、分かった。この日から名古屋合宿(22日まで)に入った代表チームが、三浦知良(45)=横浜FC=の合流を待っていたもので、代名詞とも言える背番号11をつけることも確実。W杯(11月1日開幕、タイ)出場ムードが高まってきた。
“カズ待ち”をしていた記念撮影が17日午後に行われることになった。当初は合宿初日の16日に行う予定だったが、この日の午後に三浦がW杯出場に必要な健康診断を都内で受診しなければならなかったため、丸一日、予定が順延された。
サッカーとフットサルの違いがあるとはいえ、最後のA代表招集となった2000年12月20日の韓国戦以来、4319日ぶりに代表ユニホームを身にまとったカズの姿がお披露目される。本人も、選出が決まった際に「日本代表のエンブレムが入っていて青いユニホームですからね。楽しみ以上のものがあります」と首を長くしており、記念すべき日になる。
背番号も代名詞といえる「11」になる可能性が高い。今回、使用している宿舎でも末尾2けたが「11」の部屋が割り振られるほど、フットサルの代表チームも“11番のカズ”に最大限の敬意を払っている。現在の代表候補16人から本大会では2人が削減されるが、カズの11番は変えられずに登録されそうだ。
この日から名古屋合宿に入ったフットサル代表チームは、17日から22日まで毎日、午前と午後の2部練習を行う。ロドリゴ監督は「練習試合はやりません」としている。先週までJ2に専念していた三浦は、24日のブラジル戦まで練習漬けでフットサルへの切り替えを図る。
夜に名古屋市内の宿舎に入った三浦は「コンディションは普通です。最後まで、こちらに集中してやります」と抱負を口にした。コンビネーションには課題が残っているが、「本番は11月なので、そこに向けてやっていきたい」。伝説の11番がもうすぐ帰ってくる。