マンU香川「乗り越えれば成長できる」
サッカーの日本代表MF香川真司(23)が、今季移籍したイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドで苦しんでいる。共同通信との単独インタビューでは、世界的なビッグクラブでまだ十分に力を出し切れていないもどかしさを口にした。
‐リーグ開幕から約2カ月が経過した。2得点と個人としてはまずまずだが。
「いや、正直まだ確固たるものを築けていない。90分通して満足がいく試合はまだない。適応する時間が必要と感じる」
‐名門クラブゆえの重圧は大きいのか。
「これはビッグクラブに入る選手の宿命。ポジティブに捉えている」
‐厳しい環境は今後のばねになるのか。
「苦しいと言えば、本当に苦しい。ただドルトムント(ドイツ)でもそうだったが、これを乗り越えて一皮むけると成長できる。ここで負けてつぶれるのか、打ち勝って活躍できるのかで大きく違う」
‐打開するにはどうすればいいか。
「どのタイミングでボールを要求するかなど、コミュニケーションをもっと取る必要がある。でも、それ以上にプレーで自分の長所を貪欲に出すことが重要。結果を残すことで信頼される」
‐英語での意思疎通については。
「通訳を付けないのは自分の意思。英語は努力で何とでもなる」
‐代表戦を終えたばかり。今後に向けては。
「代表に戻っていろいろな刺激をもらったので、それをクラブにつなげたい。毎試合、良くなってくる手応えを感じ取れる試合にしたい」