カズついに初W杯!風邪で会見、練習休み

 日本サッカー協会は19日、フットサルのW杯(11月1日開幕、タイ)に出場する日本代表14人を発表し、サッカー元日本代表でJ2横浜FCの三浦知良(45)らを選出した。日本代表としてのW杯出場は初めて。もっとも、前日から続く風邪の症状が回復せず、体温も38度近くまで上昇したため、この日の練習を休んだ。合流を前提にチームに帯同し続けるものの、24日のブラジル戦出場に不安要素が生まれた。

 代表発表会見でロドリゴ監督が静かに読み上げた。「ミウラ カズー」。直前で落選した98年のサッカー・フランスW杯とは反対に、三浦はフットサルW杯の代表として名前を呼ばれた。しかし、節目の日に主役の姿はなかった。

 「いつも応援してくれるファン、サポーターの皆さん、ありがとうございました。日本代表として、誇りと責任を持ち、全力でプレーしますので、ワールドカップでも応援よろしくお願いします」

 18日の午後に続き、練習を欠席。終日、ホテルで過ごしたカズは、スタッフを通じてコメントを出した。午前に一度下がった体温が午後になって38度近くまで上昇。代表チームは「体調は横ばい」と認識しており、病院には行かず、自室でストレッチをしながら静養している。

 欠席の期間が長引くほど、フットサルの戦術習得の時間は短くなる。監督は負傷を抱えるほかの選手と同じく、「W杯までの2週間で最高のパフォーマンスに持っていけると思い選んだ」と回復を信じていたが、ブラジル戦に万全で臨めるかは未知数だ。

 監督は「特別なケース、特別なシチュエーションにチャレンジできる特別な人。そのことを加味した」と選考理由を説明した。今後、起用となれば、サッカーのMFに当たる「アラ」で使っていく方針だ。サッカー・フランスW杯前、岡田武史監督が発した「外れるのはカズ、三浦カズ」から14年。幾度も逆境をはね返してきたキングの力を信じるしかない。

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