「欧州ＣＬ・１次Ｌ、マンチェスターＵ３‐２ブラガ」（２３日、マンチェスター）

　日本代表ＭＦ香川真司（２３）が所属するＨ組のマンチェスター・ユナイテッド（イングランド）はブラガ（ポルトガル）に逆転勝ちした。香川は０‐２の前半２５分にエルナンデスの得点をアシストしたが、左膝を痛めた影響もあって前半で退いた。Ｇ組のバルセロナ（スペイン）は後半ロスタイムにアルバが勝ち越し点を決め、セルティック（スコットランド）を下して３連勝。２連覇を狙うＥ組のチェルシー（イングランド）は敵地でシャフタル・ドネツク（ウクライナ）に敗れた。

　２点を追う前半２５分に得点をアシストしたが、直後に左膝を痛めた影響もあり前半で交代。マンチェスター・ユナイテッドの香川は「ちょっと軽いけがをしたので一日も早く治したい。大丈夫」と軽傷を強調したが、表情はさえなかった。

　左ＭＦで先発したが、チーム全体でリズムが上がらず前半２０分で２点をリードされた。香川も高い位置取りができず苦しんだが、２５分に見せ場が訪れる。左サイドでファンペルシーが倒され、こぼれた球を拾うとエルナンデスの頭に合わせるクロス。反撃の１点を導いた。

　その直後だった。スライディングした際、左膝を負傷。自ら外に出て治療を受け、その後もプレー中に気にする様子を見せた。ファーガソン監督によると膝をひねったそうで、２４日にも検査を受けてけがの程度が明らかになるという。

　自ら交代を申し出るつもりがあったかと問われた香川は「それは言いたくなかった」と意地で動き続けたが、効果的なプレーはアシストの場面くらい。公式戦２試合ぶりの先発で輝くことはできなかった。