カズ正念場 疲労ピーク、ひざが腰が…
「フットサル国際親善試合、日本‐ウクライナ」(27日、旭川大雪アリーナ)
フットサル日本代表の三浦知良(45)=横浜FC=の疲労がピークに達した。26日、W杯前最後の親善試合となるウクライナ戦へ向けた公式練習を行ったが、「今が一番体的には大変な部分なんですよね」と漏らした。体育館の硬いピッチでひざ、足首、腰にダメージが蓄積しているという。体調が万全でない中、どれだけのプレーができるか。W杯本大会への試金石となる。
フットサルW杯への挑戦が順調に進んでいるかに見えて、三浦は悩みを抱えていた。練習後「体にサッカーでは出ない反応みたいなものが出てきていますからね。ひざだったり、足首だったり、腰だったり」とポツリ。懸念されていた環境の違いが体の違和感となって表に出てきた。
硬い体育館のピッチや、攻守の切り替えで求められる急激な方向転換など、サッカーとの違いは多い。ロドリゴ監督からも「フットサル選手は通ってくる道だ」と諭されたと言い、真のフットサル選手になるための正念場を迎えている。
ただ、ほかの選手と同じ動きを習得していることでもある。この日の紅白戦では、フットサルでよく見られるサイドからゴールの目前まで走り込んでシュートを放つ動きを見せた。惜しくもポストに当たったが、「ちょっとまねしてみました」と狙い通りのプレーだった。
「体が慣れてきたころには大会が終了してしまうんじゃあ…」と苦笑いしていたが、逆境でのウクライナ戦がカズにとっての財産になる。