神戸ヤバイ15位転落…降格圏勝ち点2差

 「J1、神戸1‐2横浜M」(7日、ホームズ)

 降格圏(16位)争いを展開する神戸は横浜Mに1‐2で敗れ、15位に転落した。G大阪は柏と2‐2で引き分け、16位。大宮は鹿島と0‐0で引き分け、14位に浮上した。清水を1‐0で下した新潟はG大阪との得失点差で17位。優勝争いは、首位の広島が札幌に3‐0で快勝し、2位仙台はC大阪と1‐1で引き分けた。

 いよいよ降格圏が迫ってきた。敗戦のホイッスルが響くと、神戸イレブンは頭を垂れた。リーグ9試合未勝利と泥沼にはまり、15位に後退。J1残留に黄信号がともった。

 負の流れは、試合前から始まっていた。先発が決定的だったFW田代が、この日になって古傷の右太腿裏痛を再発。本来はスーパーサブで起用予定だったFW大久保が先発したが「今日はオレのせいで負けた。決めないといけんかった」と反省するように、決定機を数回にわたって逸した。チーム全体としても、簡単なミスからボールを失う場面が多発した。

 前半終了間際に、相手MF富沢に豪快なミドルを決められた。ハーフタイムには西野監督が「もう少しアグレッシブに出て行け!!」とゲキを飛ばしたが、ゴールが遠い。2点差となった後には、相手の退場による数的有利を生かして攻め込んだが、得点は終了間際にFW都倉が返した1点のみだった。

 相手を上回る10本のシュートを放ちながらも、決定力不足は深刻だ。敗戦の責任を一身に担った大久保は「オレが言っていいかわからんけど、楽しんでやらないと残留はできない。セーフティーにやってるだけじゃダメだ」と警鐘を鳴らした。降格圏との勝ち点差は2。もう待ったなしだ。

 試合には、三木谷会長がヘリコプターで駆けつけた。残り3戦。残留という目標に向かうだけだが…。

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