細貝レーバークーゼンが決勝T進出
「欧州L・1次L、レーバークーゼン3‐0ラピッド・ウィーン」(8日、レーバークーゼン)
長友佑都(26)のインテル・ミラノ(イタリア)細貝萌(26)のレーバークーゼン(ドイツ)酒井宏樹(22)のハノーバー(ドイツ)などが各組2位以内を決め、32チームによる決勝トーナメント進出を決めた。H組のインテルはアウェーでパルチザン(セルビア)に3‐1で快勝し、左サイドバックで先発した長友は前半で退いた。細貝が左サイドDFでフル出場したK組のレーバークーゼンは、ラピッド・ウィーン(オーストリア)を3‐0で下した。
レーバークーゼンの細貝が、慣れない左サイドバックで奮闘。そつのない守りで決勝トーナメント進出決定に貢献した。競り合いの弱さなど課題は多いが「できない、じゃ駄目。全力を出したい」と体を張る。
昨年1月にJ1浦和から加入後、今夏までアウクスブルクに期限付きで移籍した。チームの1部昇格に貢献するなど中心選手になったが、自身が本職とする守備的MFの層が厚いレーバークーゼンに戻ってきた。「即座にOKした。より厳しい環境でもまれて成長したいから」と、激しい定位置争いを覚悟した上での決断だった。
9月の欧州リーグ、メタリスト・ハリコフ戦で温存されたチェコ代表の左サイドDFカドレツの代役を務め、堅実な守備を見せた。MFで先発した10月のラピッド・ウィーン戦でも負傷退場したカドレツに代わり、急きょカバーに回った。以来公式戦は5試合連続で出場し全勝した。
チームは最近、左サイドバックを獲得。基本的に控え要員の細貝がこの位置でプレーする機会は少なくなるだろう。強豪チームで地道にプレーし、今後も存在感を高めていくしかない。