新潟4発残留!今季2勝の本拠で決めた
「J1、新潟4-1札幌」(1日、東北電ス)
C大阪と新潟が残留を決め、神戸とG大阪がJ2降格となった。
果敢さが新潟に残留を呼び込んだ。前半8分、こぼれ球を振り返りざま蹴り込み、狭いシュートコースを貫いて左隅へ鮮やかに決めたのは右サイドバックの坪内。「まぐれです」とおどけたが、勝つしかない一戦で「思い切ってやろう」とゴール前へ飛び込んだからこそ奪った先制点だった。
この試合まで今季わずか2勝と分が悪いホーム戦だったが、誰も萎縮しなかった。2‐0から1点差に詰められた後、後半26分にミネイロが決めた豪快な右足ミドルシュートもチーム全体の気概が表れたようだった。
04年に昇格して戦い続けるJ1の舞台は来季、節目の10季目を迎える。J2時代から新潟一筋の本間主将は「もう残留で満足してくれる人はいない。いい結果を残すだけ」と決意を込め、今季途中から指揮を執った柳下監督も「もっともっと強くする」と誓った。