浦和選手層強化へ仙台MF関口獲り狙う
J1浦和が、J1仙台から元日本代表のMF関口訓充(くにみつ)(26)の獲得を目指していることが6日、分かった。浦和の山道守彦強化本部長が「興味は持っています」と発言した。関口はスピード豊かなドリブルが武器で、サイドのポジションで力を発揮できる。来季、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)に出場する浦和は、過密日程対策で選手層を厚くする必要に迫られている。
突破力が武器の関口は、サイド攻撃が重要な位置を占めるミハイロ・ペトロビッチ監督の戦術ではサイドアタッカーとして期待できる。山道強化本部長は「いい選手ですね」と能力を評価。「興味は持っています」と、構想の中にあることを明かした。
関口は今季序盤は主力として活躍していたが、5月19日の名古屋戦で左膝内側側副じん帯を痛めて戦線を離脱。リーグ戦後半は途中出場が大半になっていた。今季は28試合に出場して3得点を挙げた。
今季3位に入り、来季のACLの出場権を獲得した浦和は、来春からJリーグとACLを並行して戦うことになる。関口が加入すれば、コンディションを考慮してJリーグとACLで選手を入れ替える“ターンオーバー制”を部分的に導入することもできる。
今季は右サイドを主に平川が、左サイドを梅崎が務めた。両サイドをこなせる宇賀神がバックアップに入っていたが、選手層は厚いに越したことはない。すでに広島からDF森脇良太、鹿島からFW興梠慎三の獲得にも動いている。