GK西川、顔面8針縫うも強行出場を志願
「トヨタ・クラブW杯・5位決定戦、広島-蔚山」(12日、豊田)
J1王者・広島は10日、5位決定戦の蔚山(韓国)戦に向けて愛知県内で調整を行った。前夜のアルアハリ戦で顔面に裂傷を負い、途中交代した日本代表GK西川周作(26)は、12日の5位決定戦への強行出場を志願した。
左ほおを覆う大きなばんそうこう、血がにじむ左目が痛々しいが、「(骨が)折れていないのは不幸中の幸いだった。8針縫いましたが、視界も問題ない。12日?出られますよ。というか出ます。気合です」と守護神の心は折れていなかった。アルアハリ戦では、前半4分に相手選手のヒザが顔面を襲うアクシデントで負傷退場。この日はウオーキングのみの調整となったが、5位決定戦の“日韓対決”には「燃えるものがある。Jリーグ勢もACLで負けた相手。僕らも日本を代表して戦う」と、ゴールマウスに鍵をかける。(松落大樹)