星稜、本田以来8年ぶり4強進出

 「高校サッカー選手権・準々決勝、星稜5-4東海大仰星」(5日、フクアリ)

 星稜(石川)はPK戦を制し、日本代表MF本田圭佑(CSKAモスクワ)を擁した04年度大会以来となる4強進出を決めた。前半39分にバックパスの処理を誤り先制点を許した主将のGK置田竣也(3年)が、PK戦で相手の1人目を止める汚名返上の活躍で勝利した。

 ハーフタイムでは「頭が真っ白」の置田だったが、河崎監督の「置田だけのせいじゃない。このままの気持ちで帰るのか」というゲキで我に返った。「みんな大丈夫だと言ってくれた。ここで止めるしかないと思った」と自作自演のヒーローは振り返った。

 大先輩の本田とは、思い出深い出来事があった。置田が1年時の選手権前に、本田が星稜の練習を訪問。本田のシュートを置田は1本も止められなかった。「これを止められるようになれば、上に行けるんじゃないか。高校生を止められないようじゃだめだ」。上昇志向のスイッチが入った。

 監督は「本田とは私もマネジャーを通さないと話せない」と冗談めかしたが、影響力の大きさはさすが。本田がPK戦で涙をのんだ国立で、後輩たちが躍動する。

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