メッシ史上初V4「イニエスタに感謝」

 国際サッカー連盟(FIFA)は7日、スイスのチューリヒで12年の世界年間最優秀選手など各賞を発表し、男子最優秀選手「FIFAバロンドール」にはアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(25)=バルセロナ=が輝いた。FIFA最優秀選手は4年連続の受賞で、4度の受賞は史上初。昨年、女子最優秀監督に選ばれた日本代表の佐々木則夫監督(54)は、FIFA加盟協会の代表監督、主将、各国記者による投票で2位となり、連続受賞を逃した。ロンドン五輪女子で日本を抑えて金メダルを獲得した米国のスンダーゲ監督(現スウェーデン女子代表監督)が選出された。

 黒地に白い水玉模様が入ったタキシードを着たメッシは、06年の受賞者で元イタリア代表のカンナバロ氏に自らの名前を読み上げられると「頭が真っ白になった」と喜びに浸った。

 昨年はクラブと代表で計91点を挙げ、72年に当時西ドイツ代表のミュラーが記録した年間85点を40年ぶりに塗り替えた。バルセロナの同僚で最終候補の一人だったMFイニエスタに祝福されて壇上に上り「イニエスタに感謝したい。彼と一緒にこの場にいられることは素晴らしい。いつも彼の隣でプレーできることもうれしい」とスピーチ。総立ちになった出席者から拍手を受けてにこやかに笑った。

 昨年12月5日、欧州チャンピオンズリーグ(CL)のベンフィカ(ポルトガル)戦で左膝を痛め、担架で運ばれて退場。しかし4日後の国内リーグ戦でフル出場して2点を挙げ、あらためてタフさを印象づけた。

 体のバランスが良く、屈強なDFとぶつかっても大きな負傷をせずに試合に出続けるからこそ、昨年は代表とクラブで91もの得点を積み上げられた。まだ25歳。肉体が衰える年齢はまだ先なだけに、今後も「メッシの時代」は続きそうだ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

サッカー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    スコア速報

    ランキング(サッカー)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス