カズが帰国、横浜FC残留を正式表明
JFLのSC相模原から完全移籍オファーを受けていたJ2横浜FCの三浦知良(45)が12日、グアム自主トレから帰国。正式に横浜FCへの残留を表明した。出発前から「横浜FCを最優先に考える」と話していたカズだが、現地で考えも固まったようで「(契約書への)サイン?もう、すぐにでもするよ」と、晴れやかな表情で話した。
眼鏡に紫のマフラー、革ジャンにジーパン、赤い手袋姿で登場したカズ。黒く日焼けした顔が、充実のトレーニングを物語った。毎年恒例のグアム自主トレでは例年以上に走り込みを敢行した。
「ここ2~3年よりも走ったね。去年は2部練習はあっても、3部まではなかった。距離にしたら、100キロ以上は走ったんじゃないかな。準備の準備はできあがった」
昨年はフットサル参戦のため、早くからアジリティー(俊敏性)や、シュート練習に時間を割かざるを得なかったが、今年はじっくりと体力強化に努めた。すべては横浜FCでJ1昇格に貢献するためだ。「去年8月の京都戦から、11対11の試合をやってないからね。11対11の強度から離れているし、その感覚のフィジカルを取り戻したかった」と意図を説明した。
「集中したいいキャンプができた。ここからやらないといけないことは、まだまだあるけどね」。プロ28年目のシーズンに向け、キングカズの眼光が鋭く光った。