Ｊ１名古屋からベルギー１部リーグ、スタンダールへの移籍が決まったＦＷ永井謙佑（２３）が２２日、愛知県豊田市内で記者会見し「１点でも多く取って自分の名前が世界でも知られるようにしたい」と決意を語った。２０１７年夏までの契約で、移籍金は８０万ユーロ（約９６００万円）。２５日に未明に渡欧する。

　新天地を選んだ理由には「優勝争いできるチームで施設面も素晴らしく、ビッグクラブに行く印象。試合に出ないと成長しない」と環境、出場機会を重視。さらに「ワールドカップに出ることが目標だし、まず欧州の環境に慣れて、もっと大きなリーグに行きたい」と意欲的だ。

　スタンダールには日本代表ＧＫ川島永嗣（２９）がおり、Ｊ１横浜ＭからＦＷ小野裕二（２０）も加入し、３選手がそろう。身体検査で現地を訪れた際に川島が通訳を務めるなど、永井は「存在は大きい」と話し、スムーズに適応できそうだ。