柏、J2千葉に惨敗も悲観せず
「プレシーズンマッチ・ちばぎんカップ、千葉3-0柏」(17日、柏)
昨季の天皇杯王者でアジアチャンピオンズリーグ(ACL)にも出場するJ1柏が17日、J2千葉とプレシーズンマッチ「ちばぎんカップ」を日立柏サッカー場で行い、0‐3で敗れた。ACLとJ1リーグ戦開幕(3月3日)へ不安が残る結果にも、選手、スタッフに焦りはなかった。
ネルシーニョ監督は「ゲームレベルは準備段階にある」と惨敗も意に介さず。今季、新潟から加入したロンドン五輪代表のDF鈴木も「バタバタしたことはなかったし、悲観する内容でもなかった」と前向きだった。
増嶋、近藤、鈴木を先発させた3バックは発展途上だが、監督は「ポゼッション(ボール保持)に向いている。ACLで使っていくシステム」とメーン戦術候補と位置づけている。増嶋を外して後半用いた4バックと併せて磨きをかけていく。
チーム始動日が1月30日と遅く、連係不足は織り込み済み。惨敗直後に監督は「始動日の違い(千葉は1月17日)を考えれば悲観的でない」と選手に語りかけたという。昨年16強に終わったACLで優勝するため、じっくりチームをつくる。