槙野が伝授、侍パフォーマンスやって!
マエケン、松田さん、“侍パフォーマンス”をよろしくお願いします!J1浦和のDF槙野智章(25)が21日、槙野と親交がある前田健太投手(24)=広島=や松田宣浩内野手(29)=ソフトバンク=らWBC日本代表メンバーにエールを送った。昨年末にテレビ番組で共演した際に、侍ジャパンにちなんだ殺陣のパフォーマンスを伝授しており、本番でそれを実現できるほどの活躍を願った。
浦和が誇るパフォーマンス王の魂が侍ジャパンに宿った。広島生まれ、広島育ちの槙野は、もともと大のカープファン。広島の前田投手とは親交も深く「オフは連絡を取りますよ。メンバーに入って良かったなと思います」と、自分のことのように気にかけていた。
そんな野球通の槙野は、実は侍ジャパンのパフォーマンスの師匠だった。昨年末のテレビ番組で共演した際に、松田に「WBC用のいいパフォーマンスはないですか」と教えを請われた。そこで伝授したのが、広島在籍時代に披露したこともある、チームメートを切っていく「殺陣」をイメージしたものだった。
「侍ジャパンということで、やったらいいのでは」というアイデアで、関係者によると番組内では好評だった。前田、松田ともにメンバー入りし、日の目を見る可能性も出てきた。浦和は26日にアジアチャンピオンズリーグ初戦・広州恒大戦を控えており、「自分たちのことでいっぱいいっぱいですけど」としながらも、「頑張ってほしいです」と活躍を祈った。
ただ、侍ジャパンの山本浩二監督とは苦い思い出もある。数年前、広島所属で当時若手の槙野は、山本監督が担当していた地元の番組に出演した際にこっぴどくしかられたというのだ。「ちょっとふざけすぎまして…」と多くを語らず苦笑いしていたが、侍パフォーマンスが実現すれば、そんな“トラウマ”も水に流れるかもしれない。