ロナウジーニョ一度は引退決意していた
サッカーブラジル代表のアトレチコ・ミネイロFWロナウジーニョが昨年、母親のガン発症を機に現役引退の意向を固めていたことが25日、分かった。ブラジルのテレビ番組で涙しながら明かした。
ロナウジーニョは「母親が病気になった時、プレーを続けることなんてできなかった。一度立ち止まり彼女を介抱する時だって思った」と語った。ところが翻意したのは現所属のアトレチコ・ミネイロ(ブラジル)のファンのおかげ。「みんなが僕に力を分けてくれた。つらい時期だったけど、彼らは母の顔を描いた旗を掲げ、僕を抱きしめてくれた。だから今は最後まで彼らと一緒にやっていく。母もガンを克服したし、チームでしっかりプレーして代表に辿り着き、最後のワールドカップに臨みたい」と意欲を新たにしている。