陽子なでしこ“初得点”も監督の評価は
「なでしこジャパン合宿」(25日、千葉)
サッカー日本女子代表のなでしこジャパンが25日、国際大会アルガルベ杯(3月6日開幕、ポルトガル)へ向けた国内合宿を千葉県内で開始した。初招集で“ポスト澤”の期待がかかるMF田中陽子(19)が、10対10のミニゲームでドリブルシュートを決め、佐々木監督(54)にアピールした。
ボランチに入った田中陽はINAC神戸の先輩・MF川澄からパスを受けると、切り返してから左足でシュート。187センチの長身GK山根を抜いて、ゴール右隅に流し込んだ。なでしこジャパンとしての“初得点”の後は「ナホさん(川澄)から速いパスを出してもらった。意図が(自分に)伝わりました」と謙虚に先輩をたてていた。
しかし、佐々木監督の評価はもうひとつで、「相手の守備が甘いよね。GKも、あのぐらいでかいんだから触らないとだめだね」と相手にダメ出し。田中陽自身も「フリーで打てたんで余裕を持てました」と冷静だった。合宿初日はコンディションの見極めが目的。定位置争いが本格化するのは、まだまだ先だ。