澤、ゴールの起点!格の違い見せつけた
「日韓台三カ国親善交流戦、INAC神戸2‐1高陽大教」(27日、神戸ユニバー)
女子サッカーの日韓台三カ国親善交流戦が行われ、INAC神戸が韓国の高陽大教を2‐1で下した。MF澤穂希(34)は先発フル出場。同点ゴールの起点となるなど格の違いを見せつけた。次戦は3月3日に台湾代表と対戦する。
INAC神戸は、MF川澄、高瀬ら8人が日本代表合宿参加で不在。この試合は、高校生が参加して組成された即席チーム。だからこそ、澤の存在感が一層際立った。
1点を追う前半33分、起点になった澤は中盤から左サイドに展開した。DF渡辺、MF仲田とつないで、FWゴーベルヤネズの同点弾が生まれた。今季から指揮を執る石原監督も「ゲームをうまくコントロールしてくれた」と最敬礼だった。
23日の大阪高槻戦に続き、2試合連続で90分間プレーした。中3日も疲れを感じさせず、「勝ちにこだわってできた」と充実感を漂わせた。
アルガルベ杯を若手主体で臨むため、日本代表選出は免除されている。「ハードな体づくりは今の自分には必要ない。INACでゆっくりできれば」。余裕の調整で蓄えた力を、リーグ開幕の千葉戦(3月23日、ノエスタ)で解き放つ。