長友、全治1カ月 ヨルダン戦は微妙に
サッカーのイタリア1部リーグ(セリエA)、インテル・ミラノは27日、ACミランとのダービーマッチ(24日)で左膝を痛めて途中交代した日本代表DF長友佑都(26)が半月板と靱帯を損傷したと発表した。イタリア紙、ガゼッタ・デロ・スポルト(電子版)は全治に1カ月程度かかる見通しと報じており、勝てばW杯ブラジル大会出場が決まるアウェーでのアジア最終予選ヨルダン戦(3月26日)への出場が微妙になった。
長友の症状は、日本代表に影響を及ぼすものだった。インテル・ミラノの公式サイトによると、長友はミラノ郊外のパヴィア市のサン・マッテオ総合病院で、チームのメディカル部門の責任者、コンビ医師ら付き添いのもとで検査を受けた。クラブは全治を明らかにしていないが、ガゼッタ・デロ・スポルト(電子版)は全治に約1カ月かかる見込みと報じた。
長友はACミラン戦の前半に守備的な右サイドでプレーした。後半は本来の左サイドに移って、同26分にはスケロットの頭にクロスを上げ、1‐1の同点となるアシストを演出。6分後に膝を痛めてベンチへ下がった。試合後、「膝を軽くひねった。相手のボアテング、ノチェリーノとの接触の際、ひざが入った」などと話していた。
全治1カ月なら、5大会連続W杯出場がかかるヨルダン戦の出場は微妙になる。日本代表はW杯アジア最終予選B組で勝ち点13の首位。勝てば5大会連続でW杯出場権を獲得するが、日本代表は右サイドバックの内田篤人(シャルケ)が太もも肉離れで離脱。ザックジャパンは、アウェーで両サイドバックを欠いた厳しい戦いを強いられることになる。