バイエルン冷や汗…ロッベン奮起誓う
「欧州CL・1回戦第2戦、Bミュンヘン0-2アーセナル」(13日、ミュンヘン)
2試合を行い、バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)が2季連続、マラガ(スペイン)は初めての準々決勝進出を決めベスト8が出そろった。Bミュンヘンはホームでアーセナル(イングランド)に0‐2で敗れ、2戦合計でも3‐3で並んだがアウェーゴール数で上回り、辛くも勝ち上がった。欧州CL初出場のマラガはホームでポルト(ポルトガル)を2‐0で下し、2戦合計2‐1とひっくり返した。ベスト8には2季ぶりの欧州制覇を狙うバルセロナなどスペイン勢3チームが進出。イングランド勢は全て敗退した。準々決勝の組み合わせ抽選は15日に実施する。
敵地での第1戦を3‐1で制し、圧倒的に優位な立場で気持ちが緩んだのか。さらに、主力のシュバインシュタイガーらの出場停止も響いたのか‐。何とかベスト8進出を決めたバイエルン・ミュンヘンだが、ホームで0‐2。ハインケス監督は「確かにいいプレーではなかった」と率直に認めた。
立ち上がりにいきなり先制を許した。その後は攻勢を続けたが、MFロッベンやMFクロースのシュートは枠を外れ、GKにも阻まれた。アーセナルの4倍以上となる21本のシュートが得点につながらず、逆に後半41分に失点。あと1点を失えば敗退という瀬戸際まで追い込まれる羽目になった。
昨季準優勝し、今季は12季ぶりの欧州制覇を目指すチームにしては物足りない内容だった。ロッベンは「2度とこんな試合をしてはいけない。これで目を覚まさなければ」と奮起を誓った。