C大阪、山口弾で15年ぶり開幕3連勝
「J1、C大阪1ー0FC東京」(16日、長居)
C大阪が1998年以来、15年ぶりの開幕3連勝を飾った。始まりはエースの献身的な守備。後半2分、FW柿谷が中盤で相手ボールを奪うと、流れるパス交換で左サイドのDF丸橋、MF南野とつなぎ、最後はMF山口が2試合連続となる決勝点を決めた。「自分のゴールじゃない。チームでつなぎ全員で取ったゴール」。殊勲の背番号6は充実の表情で振り返った。
今季、鹿島から完全移籍したDF新井場と、FC東京から期限付き移籍のDF椋原がスタメン出場。ホームでの2試合連続無失点に貢献した。椋原に代わり後半から入った丸橋も決定的な仕事をした。主将のDF藤本が負傷交代するアクシデントにも総力戦で守りきった。クルピ監督は「選手層が厚くなったことの表れ」とベンチへの信頼を口にした。柿谷の連続ゴールが止まっても、勝ち切る勝負強さが光る一戦だった。
横浜Mを追う暫定2位に新井場は「今の順位は関係ない」。柿谷も「個人としてもチームとしても全然」と浮かれた様子はない。次戦も勝てば15年前の開幕4連勝に並ぶ。早くも桜前線は急上昇だ。