Cロナ“怒りの2発”でレアル4強入り
「欧州CL・準々決勝第2戦、ガラタサライ3‐2レアル・マドリード」(9日、イスタンブール)
レアル・マドリード(スペイン)とドルトムント(ドイツ)が準決勝に進んだ。Rマドリードは敵地でガラタサライ(トルコ)に2‐3で敗れたが2戦合計5‐3で3大会連続の4強入りを決めた。FWクリスティアノ・ロナウド(28)が2得点。今大会10試合で11得点と絶好調で、大会通算50ゴール目を記録。ドルトムントはホームでマラガ(スペイン)に3‐2と逆転勝ちし、2戦合計3‐2で15季ぶりの準決勝進出を決めた。
エースが怒りの表情で雄たけびを上げた。1‐3で迎えた後半47分、FWベンゼマからのクロスを、C・ロナウドが右足で蹴り込んだ。ベスト4進出を決定付ける一撃。しかし先制弾を決めた際の笑顔とはあまりにも対照的な表情をみせた。
ホーム第1戦で3‐0と大勝。第2戦も前半8分にC・ロナウドが右足で押し込み、早々とアウェーゴールを手にした。だが、その後は相手の猛攻にさらされた。
最後は自らの追加点で勝負を決めたものの、試合後のヒーローインタビューでも不満顔。「自分たちで試合を難しくしてしまった。サッカーでプレゼントは禁物。試合は90分間プレーするものだ」と、3失点の守備陣に苦言を呈した。
とはいえ、これでレアルは3年連続の準決勝進出。C・ロナウドは5戦連発で今大会11得点。4季連続得点王のFWメッシ(バルセロナ)を抑えてゴールランキング首位をひた走る。「勝ち抜けには満足している。周囲がいいパスをくれるので自分の仕事、ゴールを決めるだけさ」。これぞエースのプライドだ。